マスト細胞も主役

IgEという抗体は、アレルギー反応の主役です。しかし主役はほかにもいて、それはマスト細胞という白血球です。この細胞は体恪がよく、細胞内に穎粒をたくさんもっていて、ほかの細胞より太って見えるので、肥満細胞とも呼ばれます。

マスト細胞は、全身のさまざまな組織に存在しています。この細胞は2つの大きな特徴をもっています。1つは細胞の中に穎粒をもっていることです。穎粒の中には化学伝達物質と呼ばれる物質がつまっています。ヒスタミンの名はよく知られていると思いますが、化学伝達物質の1つです。

もう1つの特徴は受容体に関するものです。マスト細胞の表面には、ある物質と結合する性質をもつ分子がくっついています。その分子は受容体と呼ばれますが、マスト細胞の受容体はIgEと強く結合すか性質をもっているのです。

逆にいえば、IgEがマスト細胞の受容体と結合する性質をもっているということでもあります。

抗体はY字型をしていました。 lgEは、Y字の根元の部分(Fc部分)で、マスト細胞の受容体と強く結合します。

そうすると、どういうことが起こるでしょうか?